春にしぼられたお酒を夏の間貯蔵し、秋に出荷する「ひやおろし(冷卸し)」。
火入れを一度行ってから貯蔵するので時間の経過によって程よく熟成が行われ、絞りたての粗さが取れてまろやかな丸みが出ると同時に、味わい深くなります。
ひやおろしは3ヶ月の販売期間によっても味わいに変化があります。
9月頃のひやおろしは旨みがのった豊な味わいながらも、比較的飲みやすく穏やかなのに対し、11月頃のひやおろしは熟成が進み、旨味が増した濃厚な美味しさを強く感じることが出来ます。秋が旬のひやおろしは、日光でとれるキノコ類や山の幸など、秋の味覚との相性が抜群です。